
マレーシアに来たばかりの頃は、楽しかった街歩きも、お買い物も、なんだか詰まらない。明日も今日と同じ日が続くのね!そう思ったら「退屈病」の発症です。皆さんは、この逃げ場のない苦しみにも似た退屈から、どのように有意義な毎日を取り戻すのでしょうか。

特に、ご夫婦でマレーシア移住に来られた方は深刻化も知れませんね。お互いにパートナーに気を遣って、慣れない海外生活を過ごしてきて、ようやく慣れてきた頃に「退屈」とは、今まで頑張ってきたことが退屈病への一里塚だったのですから。シニア世代だったらなおさらですね。「マレーシアまで来て、私たち何やってるんだろ」って感じる方が多いそうですが。”安心して下さい”みんな同じ事を感じているのですから。カフェで隣り合った日本人に聞いてみて下さい「退屈ですねぇ」「ホント、マレーシアって退屈ね」って答えが返ってくるでしょう。

マレーシアに来て退屈病にならない為にはどうしたら良いのか。明確な答えがあります。
それは日本にいる間に準備を怠らない
と言うことです。具体的には!

日本にいるときから、マレーシアに行ったら何が出来るかを考えて準備しておきます。
読書が好きなら、本を買うのが難しくなることを想定してネットでダウンロードします。
それに必要なアプリを用意するとか。ノートパソコンとデジカメは必須です。お互いに一台ずつ用意しましょう。そして一番大切なことは、夫婦で渡航しても「一人で行動が出来るようにすること」具体的には、ひとりで食堂に入れる、注文できる。ひとりで電車やバスに乗れる。などです。ですので本格的に渡航する前に”おためし”として一週間ほどの下見が必須ですね。
なぜ退屈から逃げられないのか。が大問題です。
コレについてもすでに答えは出ていると思います。
その答えは「パートナーに気を遣う」だからです。
物語風に書いてみますね。
今日もショッピングモールへ行った。買いものは夕飯のおかずと、テレビを観ながら食べるお菓子を少々。夜テレビを観ると言ってもNHKのニュースを観るのが日課になっているのだが、テレビはスイッチが付いているだけで、画面を見ることも無い。私も妻も手にはスマホがあってYOUTUBEを漫然と眺めているだけだ。夫である私はスマホを眺め明日は何処へ行こうかと検索をしている。
明日もショッピングモールへ行っても良いけど、毎日同じ所へ行くわけにも行かないし。
妻の事を考えると、どこか楽しい所へ連れて行ってあげたい。最近お互いに無口になって、笑い会うことも少なくなった。マンネリなのは私も妻も自覚している。
観光地もめぼしい所は行き尽くした感がある。思い切って遠出してもいいのだが、妻の体力を考えると一気の腰が重たくなってしまう。
妻には気の毒な思いをさせているのかも知れない。
「俺、なんとかしないと」
大体こんな感じになっていると思います。そこで私は提案しています。すでに何人かに話をしたのだけれど、「そうかも知れないねぇ」の反応がありました。
あえて同じ事を行う。です。同じショッピングモールに通っていると、「またか」と成りますが。マレーシア人は毎日同じショッピングモールに行っています。休日などは家族団らんはショッピングモールでと考えている家族が多いように思います。日本人が考えるショッピングモールは買いものをするところ、ですね。ところがマレー系マレーシア人はショッピングモールは散歩をするところなんです。
日本にいた頃、散歩やジョギングはいつも同じコースではありませんでしたか?
散歩の途中すれ違う同じ顔に安心したことはありませんか?
同じ事をすることに後ろめたさを感じる事ほどバカなことはありませんね。そうして自分の行動範囲を狭めたり、やりたいことを制御したりするのは大間違いだと思います。
私は今日も自宅に近いカフェでこのブログを書いています。
「あの人、いつも同じ席に座ってパソコン開いてなにやってっんだか!」なんて誰も思いませんよ。
そこで答えは「退屈になる原因は自分の心の中にある」なのですが、「気の持ちよう」なんて
誰でも出せる答えを言うつもりはありません。「同じ事をする後ろめたさ」は自分が思っているだけですね。周りから見たら、「お宅、いつも仲がよろしいですわね」と思われているかも知れませんね。
私も含め60歳を超えると健康に気をつけます。毎日ショッピングモールで1時間ほどウォーキングをして、カフェで水分補給してお昼ご飯は軽く日本食を頂いて、夕飯にまた同じショッピングモールでお食事をしましょうか。これってマレーシア人が憧れてるライフスタイルでもあるのです。
なんだか子供だましみたいな結論になってしまったけれど
的を射ていると思いますよ。
次回からはもっと具体的に何をしたら良いのかを書いていきます。
たとえばマレーシア国内の小旅行とか・・・・
お楽しみに!


皆様のマレーシアライフをもっと有意義になるように提案し続けます。