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湯船での行為は快感を飛び越え、若い男女の心のよすがとなり疲れた心も
悲しい思いでも抱き合うことで全てが浄化されて、いたわりの気持ちが
お互いの皮膚を通じて行き来している感情に浸っていた。
それを愛おしいと呼ぶのだとゼンもユキも気がついた。

「ユキちゃんシャワーの方に来て、ソープで洗いっこしよ」

ここからのゼン君は積極的で、手に取ったソープをお湯で伸ばしお互いの身体に塗りたくっていく。ソープを背中に塗るときは向かい合わせになり唇を合わせキスをしながら、ソープの着いた腕が脇腹をこするときは柔らかい女の子の皮膚がなんとも気持ちが良い。ユキもゼンのペニスがいつまでも大きくなって居るので背中に腕を回すとお腹の辺りをつつかれている感じが心地よかった。「素敵な感じね、今度は反対を向いてね」ソープをたっぷりつけた手がお尻の下から前に伸びてくる。ペニスをつかんだと思ったら玉の方まで下がってくる。反対の手は外側から回しペニスをつかみ握りしごいている。股間にある手は中指を残し突き立て尻の穴を刺激する。「お尻の穴に指を入れちゃダメって約束は無かったわよね」笑いながら指を入れる。ゼンは想像をしていなかった行為に返事も出来ない。
「気持ちいいよユキちゃんまたイキそう」
ゼンはユキの積極的でユキが主導になって進んでいった。
「じゃあベッドへ行こう、本番はこれからだよ」
本番の意味は何なのか解らなかったが、ユキに促されるままベッドへ戻った。

 二人はベッドに横になった。裸のまま布団を掛け手をつないで天井を見つめていた。
手をつないでいる反対の手はペニスを握っている。
ゼンはユキの裸の身体を抱きしめ口を吸い、手の平でユキの髪の毛をすくようになでる。
「ずっとこうしていたいね、もしかしてボクと結婚したいとか思っているの」
「そんなこと思ってないよだって、誰だって初恋の人と結ばれるわけじゃないもの」
「ボクのことが初恋の人ってこと」
「そうだけど悪い」
「じゃあどうしてこんなロストバージン計画なんてやったの」
「それはね、ゼン君とセックスしたかったから」
「でも明後日には陽子ちゃんともするんだよ」
「陽子ちゃんだってゼン君が初恋の相手だもの」
なんだよそれ、ゼンは呆れたように叫んだのだ。
「じゃあセックスしないの」
「あ、いやするに決まってんじゃん」
意地悪言わないでよ。
 ユキは言おうとしていたことを言ってしまうと今の関係が壊れてしまうのが怖くて口をつぐんだ。
言いたいことは”幼馴染みを愛しても、それを引きずってしまったら未来が閉ざされてしまう”
だからゼン君とはセックスだけの関係で良いの。
 陽子ちゃんにゼン君を取られちゃうかもって思うけど、そうなったらゼンと陽子の二人の問題だ。
今時の高校生なんてみんな割り切っているのよ、どんだけセックスしても初恋の相手とは別の人と結婚するってね。

二人はセックスを夢見ながら、すぐ手の届くところにある。数秒の時間差を考えながら色々な事を考えている。考えながらも今できる最高を導き出し行為に及んでいるのだ。ゼンはユキの大胆な行動を知性故の行為だと見抜いている。
 だからこの企画に乗ったのだ。
バスルームでのユキの行動はどう見ても快楽の為のものだ。
ボクに好かれようと嫌われようと関係なく、ボクのことを初めての男性と決めている。
「もっとしたいの」と言われたらボクは躊躇なくユキちゃんとセックスするだろう。
次の日に陽子ちゃんから「私もしたいの」と言われれば嬉しくて小躍りしながら「セックスしよう」って返事をするかも知れない。高校生男子なんてそんなもんだよ。
結婚する相手は20歳を過ぎて物事の分別が付いた頃に自然と現れるような気がする。
 ゼンは枕の下に隠してある二つ繋がったコンドームを取り出し一つだけをとり出した。上半身を起こしてかっこ悪いが胡座のように座りコンドームを付けた。昨日までに2回練習しているので簡単に装着できた。
 「ユキちゃん」
 「うん」

 掛け毛布を足下に寄せ、裸の身体を露わにした。
ユキの膝を後ろから抱えるように持ち上げて秘部に顔を近づけた。
ゆっくりと舐め舌でつつき、クリトリスを指で転がしたり舌先で舐めたり。
もっと高く脚を上げ尻まで舐めてあげた。
 声を出さないように堪えているようだが、身体はガクガクと何度も震えている。
バスルームでの大胆さとは違いベッドではゼンの思い通りにユキは動いた。
 「ユキちゃん」
 「うん」

ゼンに名前を呼べれるだけで胸がキュンとする。
これからなにをしてくれるのだろうって思ってしまう。
ゼンはペニスをしっかりつかみ秘部へと突き立てた。
先ッポしか入らない。始めてはみんなこんなものなのか。
 ユキが大きくなって行き場を探しているペニスをつかみ穴の入り口へと誘導する。
ゆっくり腰を前に動かすと難なく入った。
ユキちゃんの目が硬く瞑られた。ペニスを浅く入れたり出したりを繰り返した。
奥へと入っていくペニスがユキちゃんの秘部がを押し開き、また抜いて入れる。
次第にそれがピストンのような動きになった。
ユキは両手で顔をふさいでいる、痛いのだろう。
奥へ入れてそのまま動きを止める、ゆっくり抜いてまた奥までを繰り返した。
ユキちゃんは絶頂を迎えるどころでは無く涙を流しながら痛いと小さい声で呟くように言った。
こうなったら、ゼンは我慢すること無く絶頂に自ら持っていく
ゼンにとっても最初のセックスなのだから、自分の身体のしたで、
快感と処女喪失の痛みを堪えるユキの顔を見るのが辛かった。
「ユキちゃん、痛かったの」
 「少しだけよ、嬉しい方が勝ってる。あたし泣きそう」
あっという間の射精だったけれどしっかりユキの身体の中で発射できたことが嬉しかった。
二人はしばらくベッドの中で身体を密着させて初めてのセックスの余韻を楽しむのだった。
ユキは余韻に浸りながらも次のセックスはいつにしよう。夏休みまで待てないかも、二回目のセックスはもっと気持ちが良いんだろうなと妄想に耽っているのだった。
 「ありがとうね、無理なお願いだったよね、女の子って図々しいし我が儘なの、でも良い思い出になったわ」
時刻はすでに夕方の空気が街に流れている。
連休だからと言って帰るのが遅くなるとお母さんが心配するから
途中で電話を掛けなくっちゃとゼンにも聞こえる独り言のように呟いた。
アパートの部屋を出るときユキがせがむので、長いキスをした。
 セックスの前のキスとは味が違うのかな、身体を合わせ抱き合ったもの同士の
余裕のようなものかも知れない。
もしかしたら連休明けに学校へ行ったら、なにげにゼン君とディープキスをしてしまうかも知れない。
部室の中で二人きりだったら良いよね。そんなことを妄想していたけど
「そうだ美佐子先生は知らないことだからばれないようにしなくちゃ」
なんだか可笑しくなって笑いながらゼン君とさよならをするのだった。

 いつかの小野田先輩の言葉を思い出していた。
小野田先輩も初体験はゼン君がいいって。
あたしも陽子ちゃんも、他の子も。
「これでいいのかな、みんなも嫉妬なんてしないから」
やりたい人とセックスできれば。
「明後日は陽子ちゃんが来るのね、楽しんで。じゃあね」
「おお、わかった」
こんな会話普通の関係ならありえない。
陽子ちゃんって緊張しすぎて大丈夫かしら
 ゼン君とのキスも果たせなかったし。
 小野田先輩とゼン君のキスをしってしまって嫉妬というより
「あたしも!」って思ったんだろうね。

最終日にはナオと会うことになっているが何故かナオは
「私の家に来て」となんども言うので、ナオの家に行くことになった。
親にばれないか心配だけど
「ナオちゃんの家って大丈夫なの」
「うん大丈夫だよ、だってママが〇〇だから」
言葉の最後の方は聞き取れなかったけどナオがそう言うのなら行くよと約束したのだった。

 陽子は連休の最初の日に、ユキのことが気になってなにも手が着かなかった。
家にいても頭がもやもやして仕方なかった。
自転車で熱海駅の駅ビルにあるカフェで本を読んでいた。

 ユキからラインが届いた。
「終わったよ、今から帰るから」
「明後日は陽子ちゃんも頑張ってね」・・・・・・だって。
ユキは静岡駅前で撮影した自撮りの写真を陽子に送った。
 「ユキちゃん可愛いじゃん、お洒落だし男だったらみんな好きになるでしょ」
「終わったよキャハ、本当にロストバージンしたよ、あたしふざけてるわけじゃないから」
 「この写真ってやる前、やった後どっち」
「やった後だよ、大人びて見えないかしら」
 「フンだ、見えなく無くもない」
「どっちよ 笑」
 「ミニはいてるの初めて見た」
「彼も喜んでくれたよ」
 「彼って誰のこと!?中は生パンツだけなの」
「そうなの、ミニってエッチな気分になるからお勧めよ」
 「Tバックでいこうかしら」
「本当はね黒のストッキングもはいてたけど、駅のトイレで脱いだの」
 「そうよね、電車で座ってるとイヤらしい目でみられるからね」
「パンツのお洒落しても無駄よ直ぐに脱がされちゃうから」
 「キャー!あたしは制服で行く、お店で買った制服ある。なんちゃってだけど」
「いいかも、短くしときなよ、気持ちから入ることもあるから」
 「でも良かったじゃん、今ってどんな感じ」
「セッ〇スしたなぁって感じかな」
 「あははそのまんまじゃん」
「そうよ嘘じゃないってことだけ解って貰えればいいの」
 「他に写真はないの?」
「ないよ、ばれたらどうすんの」
 「えっと、何回?」
「やだぁ一回だよ」
 「っていうか、なにが良かったのかな教えて」
「やっぱりディープキスがすごく感じたよ気持ちよかった」
 「なにそれ、じゃあ小野田さんもそんな気持ちだったのね、焼ける」
「陽子ちゃんはキスはまだだよね」
 「この前、しそこねたからね」
「でもね女の子はセックスよりも愛情のあるキスの方が嬉しいんだって」
 「誰に聞いたのよお、言ってみなさい」
「とにかくそういうものだって。セックスが終わったあとずっとキスしてた」
 「そんなにセックスセックスって言わないの」
「そうね君には刺激が強かったかしら」
 「もう、意地悪っていうか性格悪いぞ」
「いま電車の中なの、蒲原辺りだよ」
 「あたしはいつものカフェ。痛かった?」
「そりゃあね、でも愛情が強すぎてそれほどでも無かったかな」
 「愛情ってゼン君の?今から会おうか」
「無理よ夕方だし、あそこに何か入ってる感じでまっすぐ歩けないし」
 「もう、やめて次はあたしだからね、愛情一杯もらっちゃうから」
「ああ、思い出してきたよ、あんなこと、こんなこと」
 「かってに妄想してなさい」
「でもね不思議なんだよ、ゼン君といつでもやれそう」
 「いいけど私の次はナオちゃんだからね、その後どうぞ」
「入ってるときは刺激が強いけど肌が密着してるのが幸せかな」
 「うらやましずぎる、あたしも幸せになるから」
「それじゃ、換えのパンツとシャンプーとボディーソープを忘れずにね」
 「なんで?」
「ヒント:匂いが違うと・・・・・・」
 「わかった じゃあね」

陽子はラインを見ながらため息をついた。
「あたしため息ばかりついてる感じ」
ユキからのメッセージは刺激が強いわけではないが、
こっちの気弱にならないようなことを言ってくる。
ユキちゃんってそんなところ凄いな。
さすがに美佐子先生が認めた文芸部の部員だからかも。
「明日は熱海のデパートに行って勝負パンツを買ってくかな、
でも直ぐに脱がされちゃうってゼン君も積極的なのかな。ドキドキしてきた」


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この物語も佳境に入ってきたのでしょうか。
官能小説と思って読み始めたかたへ
実はテーマは
「ギフテッドの若者が考えていること」なんです。

投稿者 r65life

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