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 ユキは家のある富士駅から東海道線にのって静岡駅へ向かった。

 緊張はするけど、誰でも一度は通る道だから恐怖や羞恥でもなく、
初体験をクラスの子に自慢したいと思うわけでもない。
ただ初めてのセックスが待ち遠しいだけだった。 
 今朝はいつもより早く起きて今日のために買った服をタンスからだし
朝早くから鏡の前に立っていた。
 選んだ服は茶系のチェックのミニスカートと薄らと黒いストッキングに黒いハイネックのTシャツ。上にはスカートと同系色のジャケットを羽織っている。
 夕べのシャワーの時に気がついたんだけど、
駅前のコンビニでいつも使っているシャンプーとボディーソープの旅行用の小さいサイズのものを忘れずに買わなければと思った。いつもと同じ匂いで帰宅しないとお母さんにばれちゃうから。これ大事だよね。


 大きめのバッグに下着なども持って行く。ヘアブラシや口紅も持って行かないと家を出るときと帰ってきたときに違いがあるとまずいと思うから。えっと歯ブラシも持って行った方がいいかしら。

 ミニスカートの中に履いていたストッキングは駅のトイレで脱いだ、
白く輝く生足を人目にさらすことを躊躇しなかった。
 静岡駅に着いて改札の外を見たらゼン君が待っていた。いつもと変わらない表情で、俯き加減で待っていた。私の姿を見つけると手を振ってくれた。こういうところが大好きなんだよねゼン君ってボーっとしてるけどちゃんと女の子の気持ちを解ってくれている。手を振ってくれると待ち遠しかったよって感じがする。
 私の方から声をかけた
「おはよう、待ったのゴメンね」
「待ってないさ電車だから時間通りだろ」
「そうじゃなくてデートみたく嬉しかったからだよ」
ゼン君は返事をせずに私の手を握って、行こうかと歩き始めた。
二人きりになって手をつないだことなんて無かったからドキドキしたけど
これからすることを考えるとどうでもいいことのように思った。
「ねえ、私の服みてね頑張ったんだから」
貴方のためにお洒落をしてきた、の意味か、
綺麗な女の子と並んで歩いてる優越感があるのかしら。ゼン君はどう思ってるんだろう。
「アパートはここからバスに乗って行くよ10分で着くからコンビニで飲み物でも買っていこうか」
普段ならなにげない会話だけど、今日だけはこれから始まる人生最大のイベントに備えて心を落ち着かせようとしているんだな。
ユキはゼンのこういう言葉のひとつ一つが嬉しかった。
大きいサイズのコーラとお茶を買った。
 バスが家の近くに着く前に降りますのボタンを押した。
ピンポンとなる音に胸がドキリとした。
バスを降りるステップの二段をあっという間に降りて地面に足が着いたときにも胸がドキンとした。
あたしって緊張してるのかしら。恥ずかしがらないって決めたんだからいいよね。
「ゼン君、あたし怖い」
本心を言えるのも恥ずかしがらないたものことだ。
「大丈夫なの、止めようか」
ゼン君は私の本心をとっくに理解しているから
そんな言葉もあたしが喜ぶって解っているのだろ。
「違うの、止めない。嬉しいけど怖い、怖いけど嬉しいってこと、
昨日からずっと緊張してたから、ちょっと口に出して言っただけよ。もう怖くないから」
 アパートの部屋の鍵を開ける。ドアを開きゼン君の後ろについて中に入る。
靴を脱いで肩に担いでいたバッグを床に下ろすと、ゼン君は私に振り向きギュッと私の身体を抱きしめた、えっと思うまもなく唇が重ねられた。
身動きが出来ない、されるがままのキスは舌が私の唇を難なく開かせ前歯の内側を刺激する。
「まって」
「恥ずかしいのか」
「ううん、このままだとパンツが濡れちゃって家に帰れなくなっちゃうから脱がないと」
この冷静な判断は何だろう。セックスのベテランのようだ。

大胆な発言に、平然としていたゼンだが目を泳がせ、うろたえてしまった。
部屋に入るとベッドが綺麗にセットされシーツも新品みたいにピンとしている
「ゼン君座って」
ベッドの縁に座ったゼンの前に立ち肩に手を置いて
「ねえ脱がして」そういってスカートの中に手を入れパンツを下げ、
あとはゼン君に任せたとばかりに手をスカーの中に導いた。
パンツのゴムに指をかけ、下にさげると膝を通り過ぎたら一気に足下に落ちた。
ユキの履いてきた白い勝負パンツはゼンに見せるまもなく一気に身体から離れてしまったのだ。

ユキはゼンより高い位置で唇を吸った。舌を入れてお互いの舌が触れあうだけで、
声が漏れてしまうほどの快感が沸いてきた。
唾液が高いところから舌に流れる。
ゼンは雨域の流れる唾液もなんなく飲み込み、恋人になった気分を味わうのだった。
ユキにとって初めてのキスがセックス前のディープキスなのは乙女としては失格だ。
 告白から始まり、手をつないだり一緒にお買い物や食事をしたり
セックスに至るまでの、ある意味楽しい筈の活計を一気に飛び越えてしまった。
面倒だとは思っていなけど。”どうせセックスまでの通るだけの道でしょ”
文芸部の他の部員も同じように思っている節がある。
もう一人の当事者のゼンも今回の企画には、全く不満もなくて
後ろめたさや、後悔なども持ち合わせていなかった。
初体験というものは永い人生の一回だけのイベントだ
人生のカレンダーの何処かに指した目印の赤いピンなのだ。
それは自分の意思で刺し、誰かに影響を受けて早くしたり遅くしたりするものではないのだ。
 キスの興奮も初めてだった
ユキの両足の付け根の真ん中はすでにねっとりとした粘液で濡れていた。
粘液は太股を伝い垂れているのが解る程に溢れている。
尻に張り付いていたゼンの手の平がユキの股間にピタリと押しつけられ三本の指の股間を弄った。
「あう・・・ん」控えめな声が漏れる。
ゼンは立ち上がり身体を入れ替えユキの身体をベッドに投げ出した。

「いやん」

スカートの横のホックはいつの間にかユキが外していた。
スカートを足から抜き取り、Tシャツもはぎ取りブラも背中のホックを外しやすいようにユキは自分で
背中をのけぞらした。
ユキのなにも着ていない裸の身体がベッドに横たわっている。
下半身の付け根だけが湿り気を帯びヌラヌラと光っている。

初めて見る同級生の白い滑らかな裸の身体が
ベッドの上に横たわっているのだ。
初めてのことなのでゼンは一瞬だが自制心をなくした。
 真っ白な女体に跨がり身体を前に倒し、
まだこれから膨らんで成長するだろうと思われる胸に触れた。
身体をピクリとさせ「アハン~ン」と声が出た。
「ゼン君手が冷たいよ」と、うふふと笑う。可愛いユキの胸をさすりながら
「ゴメンねそれじゃあお口でしてもいいかな」小指の先ほどの乳首を口に含んだ、身体はさらに仰け反り両足がギュッと締まる。感じているのだろうか、初めての経験でゼンにも解らないことだらけだ。

 恥ずかしいとか緊張してるとか言っても、
お互いの身体を見つめ手で触れて行為をする前に、
頭でなにをすれば良いのかを考えている。
十代の高校生らしからぬ落ち着いた感じは、お互いの事を気遣ってのことだ。
 ゼンとユキは生まれたときからいつも一緒の幼馴染みだ。
男の子のゼンがユキのことを気遣うのは、まだ小さいころ泣き虫だったユキへの記憶があるからだ。
気持ちよくなりたい、気持ちいい思いをしてもらいたいという思いが、戸惑ってオドオドしているように見えるのである。

 「気持ちがいいときは気持ちがいいって言ってね、ボクだってユキちゃんと一緒で初めてだからなにをして良いのかわからないんだ」
「ゼン君はね自分の好きなように私の身体を触っても舐めてもいいんだよ」
そう言われたって困るのは男の方だ。
ゼンは律儀に左右の乳首を平等に愛撫した。
ユキちゃんって左のオッパイの方が感じやすいみたいかな。
短い接触でもユキの事を知ろうとゼンは頑張っているのだ。

 力任せに気持ちの赴くままのようなセックスは違うような気がする。
男女の愛のあるセックスではないけど、
子供の頃から遊んだりお互いの家を行き来していた仲だもの
ユキのことを恋人以上に大事に思っていた。
家族の間柄ではないけど、家族とも違う恋人でもない、
不思議な関係にゼンは満足していた。そして幸せだった。
「じゃあお風呂に入ろうか寒いし」
ゼンはベッドから出てバスルームへ行ってお湯の蛇口をひねった。

ベッドに戻って来たけど、どうすればいいのか解らない。
ユキもゼンの戸惑いを感じベッドの縁に二人並んで座った。
「ゼン君も全部脱ぎなよ、あたしだけじゃん裸なの」
上半身のシャツを脱いだ。
 ユキは男の裸に触れるのは始めてだ。
胸を手の平でさする。乳首の小さい膨らみも指先で転がしている。
黙って繰り返される行為にゼンもなにも言わずに思うようにさせている。
ディープキスをしたり乳首を舐め合っていたらアラームが鳴り風呂にお湯が張られた
「じゃあ行こうか」

 素っ裸の二人は前を隠すことも無く手をつないでバスルームへと向かった。
シャワーのお湯を強めに出しユキはゼンの身体に掛けた。
シャワーヘッドを元の位置に戻し、ソープを付けた手の平でゼンのペニスを握った。
ユキの大胆な行為にも慌てず「これが絶対に恥ずかしがらない約束ってこと」なんだよね。
ペニスを激しくしごく動作は何処で覚えたんだろう。
きっと動画でも見たんだろうって思えば驚くこともない。
ゼンもユキを背中向きにさせて身体の後ろ側から二つの乳房を掴んだ。
背中を舐めて、下から上へまた下へ、お尻の境まで舐めた。
 ゼンはシャワーヘッドを持ち、シャワーでユキの股間から尻の穴までをソープを使い洗うと
ユキを風呂の縁に手をつかせた。お尻を突き出させ。
尻のホッペタを開き股間から後ろの穴までを舌先で舐めた。
ユキは仰け反ると言うより身体を上下に痙攣させた。
脚はぷるぷると震え、相当に気持ちが良いのだろう、ゼンは同じ行為を続けてるのだ。
「ねえもっと触らせて」ペニスを握り直して上下に動かす。
あっという間に極限まで膨らんだゼンのペニスは透明な液が溢れ、腰をガクガクとさせながら大量の精液を発射させた。
「凄い、こんなに出るんだ」
「良い勉強になったかな、これが男の子だよ」
「うふふ、今度はお口でしてもいいかしら」
シャワーで精液を洗い流し、ソープも使いながらしっペニスを洗うところは
まだ子供なんだろうな。自分も子供のくせに動画を見て知識だけはあるのだ。

 ユキはペニスを口に含み顔を動かす。
もし精液が出てきたらそれを飲み干すだけの勇気は無いから、
出そうになったら教えてねと上目遣いで伝えた。

「これじゃボクばかり攻められてるじゃんユキちゃんのあそこもしっかり見てみたいよ」
「いいよ見せて上げる、さっきは後ろから舐められたから今度は前からね、お楽しみはお風呂につかってからね」

ユキは風呂につかり、バスタブの縁に両足の乗せ股を大きく開いて見せた。
敏感な真ん中は露わになった。
ゼンはユキと向かい合って風呂に入り、
脚をユキの身体の下に潜り込ませ自分の顔の高さにユキの秘部が来るように横たわった。

「よく見えるよ、ここを舐めてもいいのかな、ユキちゃんの顔を見ながらの行為は興奮するじゃんね。指は入れないよ約束だから最初の挿入はこれでしょ」と自分のペニスを指さした。
そしてゆっくりと秘部に舌をはわせた。ユキはピクンピクンと快楽の動きを見せた。舌の先を堅くして秘部にねじ込んだ。数センチしか入らない。今度は指で秘部を開き赤くうねっている秘部の中心に舌を入れて出し入れするように顔を動かした。
ユキは身体を何度も震わせて仰け反ったりサカナが跳ねるようにピクンと痙攣を繰り返していた。
 女の子ってこんなに感じるんだ。男は射精だけが気持ちいいのは狡いな。
 ユキは回想する。いつかもこんな事をしたような記憶がある。
 回想はやがて妄想になって目の前に映像となって現れた。

 相手はやはりゼン君だった。まだ子供の頃だったかな。暑い夏の日、庭に置いたビニールプールに、あたしはゼン君と裸で、パンツだけは履いてプールに入っていたよね。私が泣くもんだからゼン君が
あたしをギュッとしてくれた。それは子供同士のハグで、性的な感情なんてあるわけがないのだが、記憶だけは”ゼン君と抱き合った”そすり替わってしまった。いま思うとそれからずっと好きだった。幼馴染みの苦しさは、これ以上の濃い付き合いは出来ないって事。結婚なんて考えないけどこうしてゼン君とのセックスは許される気がした。チームロストバージンなんてバカげたことを隠れ蓑にして、この時を迎えた。ぼんやり子供の頃を思い出していると、声が聞こえた。


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官能小説を書き始めました。
これで三回目の投稿になります。
次回も是非お読み下さいね。
有り難う御座います。

投稿済みであっても
誤字脱字や不適切な表現が見つかったら
書き直しや書き足しすることがあります。

投稿者 r65life

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